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鈴鹿医療科学大学の事例

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電子カルテを使った実践的医療情報学教育

本学は放射線技術、医療栄養、理学療法、薬学などの医療福祉系7学科と医療情報系の医用情報工学科で構成されている。最近の電子カルテなど医療の情報化の進展と普及は著しく、医療福祉系専門職の人達も医療情報の素養が求められている。このため次のような医療情報教育を展開している。


1. 全学的な医療福祉系学生向け電子カルテ実習

1)実習例1:チーム医療を学ばせるため、全学的に後期木曜日一時限を、各学科の専門の内容を他の7学科の学生に教授する特別講義が設定されている。医用情報工学科のテーマとして「チーム医療を支える電子カルテ」を取り上げた。実習時間は一コマと少ないが、診療実務に使われている電子カルテに触れ慣れるとともに、電子カルテを介した部門間情報連携、チーム医療を教授している。


2)実習2:医療栄養学科、薬学科、理学療法学科などの1年次の情報リテラシーに電子カルテ実習を組み入れている。標準的に前期1コマと後期2コマ計3コマの実習を設定している。内容としては既登録の模擬患者について、各専門分野の内容に沿った記録(例えば服薬指導)の入力と、各専門職が扱う処理(例えば薬暦管理、DI)等の処理を、実システムを通じて学ばせている。


3)評価:電子カルテ実習システムの利用機能を各学科の専門性にあわせたこと、また医療職間の情報連携を理解するように講じており、電子カルテへの関心も高まったと考えられる。全学的に情報化を理解できる医療専門職の育成に向けて、電子カルテ実習の充実が出来てきたと考えられる。


2. 医療情報技術系学生向けの電子カルテ実習

医用情報工学科は、医療情報システムの企画開発運営管理等を担う「医療のわかる情報技術者(医 療情報技師)」の育成が目的である。4年間のカリキュラムの構成の概要は以下の通り。


電子カルテ実習

電子カルテ関連の具体的カリキュラム例を図下部に示したが、学年の進行と学生の知識や能力向上に 合わせた教育内容にしている。電子カルテ実習科目と、他の医療情報関連科目や病院見学などとの連携 をさらに強化して教授することが、より教育効果を高めると考え実現しつつある。


3. 結語

電子カルテ実習システムの活用により、医療の情報化に強い医療福祉系学生の育成方策を考案し実施してきた。今後、評価を加えより効果的な教授法を開発したいと考えている。また医用情報工学科の教育に関しては、電子カルテ実習と医療情報関連科目の連携の強化などにより医療情報技術教育の充実を実現したいと考えている。また診療情報管理過程教育への電子カルテ実習システムを活用した教授法も検討中である。


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